休職までしてしまうほどの不眠症・体調不良が改善した例

不眠症・体調不良が改善

お客様:大阪市在住 40代男性

来院:2018年6月

同時に施術した症状:首、肩の筋緊張・頭痛

来院の経緯

【患者】

40代 男性

 

【来院日】

2018年 6月

 

【症状】

2年前に職場での役職が上がり、管理職になった。

その頃から、自分のこと以外に部下のことも考えなければならなくなり、強い責任感を感じていた。

そして気が休まらず、休日でも仕事のことを考えてしまうようになり突然夜の寝つきが悪くなり、2時間おきくらいに目が覚めてしまう。

不眠の症状がひどくなり、心療内科を受診し薬を処方されたので服用したが改善はみられなかった。

仕事もデスクワークがほとんどで、1日中パソコン業務をしていることが多く、集中すると長時間画面を見続けてしまう。疲れがたまってくると頭痛が起こってしまう。

姿勢が良くない自覚はあるが、その姿勢に慣れてしまっている。

 

【治療内容と経過】

 

初診時

初診時の問診で、仕事での責任感からの重圧によりストレスが増加したことがわかった。

このストレスが原因で自律神経が乱れ、交感神経(日中など活発な時に働く神経)がずっと働いている状態になり、不眠の症状が出ていると考える。

姿勢の悪さから、背骨にゆがみがあると疑い検査を行ったところ、第2頚椎、僧帽筋の右側と第8胸椎の圧痛が著名であった。下肢の腓腹筋の両側の筋緊張はあるが、圧痛など自覚症状なし。

このゆがみと反応を改善するよう施術を行なった。

施術後に施術前と同様の検査を行なった結果、第2頚椎の圧痛は少し残存するがかなり軽減され、僧帽筋と第8胸椎部の圧痛は消失、下肢の腓腹筋の筋緊張も低下した。

また、施術の途中から身体が温かくなったとの自覚反応もあった。

しかし、まだ身体は元のゆがんだ状態に戻りやすく、ゆがんでしまわないように自分でできるアフターケアや、日常生活での姿勢を気を付けるように指導を行い次回も続けてゆがんでいないかどうか検査し施術を行っていく。

 

 

2診目(3日後)

期間を空けずに翌日に来院をしてもらった。

前日の施術後に身体に何か変化がなかったのか伺うと、いつもより入眠は早かったが2時間くらいで目が覚めた。

入眠に変化があったので、前日と同じよう検査を行なった。

第2頚椎の歪みは前日より低下しているが、右側に圧痛があった。僧帽筋の右側、第8胸椎の圧痛もあるが前日より低下。

両腓腹筋部の圧痛はないが、術者の触診では筋緊張が残存している。

施術後、同様の検査を行なった結果、第2頚椎や僧帽筋、第8胸椎の圧痛もなくなった。

腓腹筋の検査を行なったところ、今まで筋緊張があったのに痛みを感じていなかったのが痛みを感じるまでに変化した。

本来、痛みを感じるであろう刺激を与えても特に何も感じない場合は、神経が鈍感になっている場合が多い。

痛みを感じるようになったということは、神経の伝達が正常に戻ろうとしている反応である。

このまま身体の経過を見ながら施術を続けて行っていく。

 

 

3診目(3日後)

今回も前回と同じように期間を開けずに来院していただいた。

前回の施術後には眠れるようにはなってきたがまだ少しすっきり感が得られない。

しかし、初めと比べるとしっかりと眠れるようにはなってきているので検査を続けこのまま施術を行っていく。

 

 

 

【同時に施術した症状】

首・肩の筋緊張、頭痛

【施術方法】

頸椎調整・背骨調整・姿勢指導

 

担当者コメント

今回の症例のような1日中パソコン作業で休日でも気が休まらない生活のなかで、神経が過剰に働いていることがこのような不眠症を起こす引き金になったと、カウンセリングと検査でわかった。

改めて原因をみつけ出す必要性を再認識ができた症例でした。

当院の施術が初めての方へ

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