更年期と「不眠症」の関係

女性の場合は、閉経を挟む前後10年間が「更年期」と呼ばれる時期で、更年期障害の症状として、「不眠症」を訴えることも多くなっています。

閉経によって卵巣機能が低下すると、「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌が急激に減少します。

このエストロゲンは卵巣で作られ、体のいろいろな機能を調節する重要な女性ホルモンです。

エストロゲンの分泌量が減少すると、脳の視床下部というところから、卵巣に対してもっと女性ホルモンを出すように命令します。

この時、視床下部周辺の脳に不要な興奮を起こしてしまい、「自律神経」の調節が乱れてしまうのです。

自律神経の乱れは、体にさまざまな不調をきたします。

更年期の主な症状として、

  1. 早朝に目が覚めてしまうことがある
  2. 眠りが浅くなっている
  3. 手足の冷えが気になって眠れないことがある
  4. 夜間にのぼせ、動悸が起きる
  5. 寝汗で深夜に目が覚めてしまう

これらがおこり、その結果として、「不眠症」につながることが多いようです。

更年期障害の不眠の原因は?

更年期には更年期障害によって不眠が引き起こされるわけではなく、更年期障害の症状が出ることで、睡眠が妨げられることが多くなります

また、環境の変化やストレスが起こりやすい年代であることも、不眠の原因のひとつと言えるでしょう。

 

  • 血管運動神経症状
  • メラトニンの分泌量の低下
  • 自律神経の乱れ
  • 将来に対する不安
  • 家庭内の環境の変化

更年期には、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減少し、更年期障害が引き起こされます。

エストロゲンの分泌が低下すると、冷えやのぼせ、動悸などの「血管運動神経症状」が発症し、睡眠が満足にとれなくなりがちです。

 

エストロゲンの分泌低下は自律神経の乱れの原因にもなりますが、睡眠ホルモンの「メラトニン」は自律神経によって合成されるので、自律神経と女性ホルモン、メラトニンは相互に深く関わっています。

 

また、年齢や身体に対する不安、夫の定年や子供の独立などによる環境の変化が、不眠症状を後押しするとも考えられています。

女性の場合、ストレスや精神的な負担を感じやすい時期が、更年期と重なっているのです。

ページの成作者