自律神経失調症の症状である腹部膨満感
腹部膨満感とは、簡単に説明するとお腹が張っているような感じがする症状のことです。
空腹感を感じづらくお腹が重たいような感じがします。
お腹が張りすぎて苦しく感じるほどのこともあります。
体からげっぷやおならでガスを出すと楽になります。
食べ過ぎたり飲み過ぎたりするとお腹が張ることがあり、消化が悪い人だと便秘につながることもあります。
食べ過ぎや飲み過ぎなどでは、腹部膨満感は一時的なものであり、胃腸の状態が性異常なものに戻れば腹部膨満感もおさまってきます。
問題は慢性的に腹部膨満感を感じることです。
腹部膨満感を感じる以外にもガスが溜まってしまったり、頻繁に便秘を繰り返している場合も多くあります。
こういった場合には、自律神経失調症であることが考えられます。
そしてその中でも自律神経失調症の症状と関係する過敏性腸症候群という病気かもしれません。
過敏性腸症候群では、腹部膨満感やガス溜まりなどの他に、慢性な下痢、慢性な便秘を繰り返すような症状があります。
自律神経失調症のひとつである為お腹に関係する症状以外にも、めまいや頭痛、全身のだるさ(全身倦怠感)などの症状も現れることがあります。
お腹の張りを感じたら
原因不明の腹部膨満感を感じ、それが一時的なものではない場合は自律神経失調症、過敏性腸症候群が疑われます。
ただし自己診断はせずに、必ず病院で検査を受けるようにいて下さい。
もしかすると、他の胃腸の病気や他の臓器の問題が起こっている可能性がありますので。
自律神経失調症であるかどうかを判断する際、何か器質的な異常がないかを調べることはとても重要です。
検査の結果、そういった何らかの病気が見つからなかった場合は、自律神経失調症や過敏性腸症候群である可能性が考えられます。
その場合、特に重たい病気というわけではありませんが、不快な腹部膨満感の改善が必要となってきます。
お腹の張りが起こる原因と対処・改善法
自律神経失調症から腹部膨満感が起こるのは自律神経の乱れです。
自律神経の作用には胃腸の機能をコントロールする働きがあります。
具体的にはストレスにより消化機能や、腸の運動が弱まることが原因で腹部膨満感が起こります。
便秘になってしまうと腹部膨満感を感じていることがほとんどでしょう。
腹部膨満感を軽減するためには、ガスを発生させるような食品は控えめにしましょう。
例) 炭酸飲料、甘いお菓子
なるべくガスを発生させないことが腹部膨満感が悪化するのを防ぎます。
そのうえでストレスを緩和するような行動をとりましょう。
苦しいからといって便秘薬を使用するのはあまりお勧めできません。
どうしても苦しくて我慢できないようなときだけにしてください。
薬を使ってしまうと、体が自分音力で排便をするコントロール力が弱まっていしまいますのであまりお勧めすることはできません。
腹部膨満感の症状がひどいようであれば、一時的に薬に頼ることも考えてもいいかもしれませんが、薬を使ったからといって自律神経失調症の根本的な改善にはならず、腹部膨満感の症状を軽減するための物であるという事は覚えておいてください。
腹部膨満感を根本的に改善するには、身体(背骨)のゆがみを取り除き、生活習慣を見直し、本来の正しい身体に矯正して首・肩・足の緊張を取り、身体の血流を正常に戻すことが大切です。
この記事をお読みになって気になった方や、このような症状でお困りの方、一度当院に電話でお問い合わせの上ご相談ください。
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