今回は日常生活の中でストレートネックの対策方法について説明していきます。
ストレートネックになってしまうと、色んな症状を引き起こす可能性が出て来ます。
では、日常生活の中で気をつけることはあるのでしょうか?
実は自分でストレートネックの対策をできる事はいくつかあります。
スマートフォンや、パソコンに向かうことが多い、姿勢が悪いことを自覚しているようであれば、次の対策を常に意識し日頃からここがけましょう。
姿勢を意識することが大事
後天性のストレートネックのケースを見てみますと、姿勢の悪さが大きく関係して言うことがわかりました。
その中でも大きな要因となりうるものとしまして、猫背姿勢があります。
長時間のデスクワークをしていますと、どうしても前傾姿勢になって背中が丸くなってしまい、首の出っ張ったような姿勢になってしまいます。
このようにならないため、出来るだけ背筋を伸ばし作業をするといいでしょう。
他には、デスクの高さを高くし、画面が目の位置に来るように調節すれば猫背になりにくいです。
もしくは、ディスプレイを一段高いところに置いて作業する方法もお勧めです。
目安としまして、目線の角度が5°~15°以上下がっていないかどうかで調節しましょう。
また骨盤の周辺の筋肉が衰えてしまうと猫背になりやすいといわれています。
骨盤の筋肉が弱ってしまいますと、骨盤が前傾しやすくなり背骨の湾曲が「崩れてしまい、そのバランスをとる為に猫背になりやすいのです。
休憩時間や空いた時間に、腰を回したり軽めに身体を動かすといいでしょう。
スマートフォンを使うときに注意
今では現代病と言ってもいい「スマホ首」、この症状はストレートネックと関係は深いです。
別にスマートフォンを使うことが悪いのではなく、スマートフォンを使っている時の姿勢を注意しましょう。
電車の中や歩いている時にスマートフォンを触っている人は多いです。
この時にうつむいて佐捜査している人をよく見かけますが、これはストレートネックになってしまうリスクを高める姿勢と言えます。
- スマホを持つときには、目線と同じ高さで触る方がいいでしょう。
- この時に周りもちゃんと診れるように少し顔から離し操作するか、一度止まって操作するようにしましょう。
このように注意しながらスマートフォンを使うようにしましょう
普段のうつむき加減と比較して、目線が上がって来ると思います。
姿勢もだんだんと良くなってくることが実感し、ストレートネックの対策にもなります。
そしてこの姿勢でスマートフォンを扱っていると、普段と比較して首だけではなく肩から背中にかけての負担を軽減されているはずです。
中にはスマートフォンの操作を両手で行いたくなることもあるでしょう。
片手で触れない大きさのスマートフォンもあります。
その場合には、持つ方の手の位置を先ほど紹介した位置で、できるだけその姿勢を保ちながら操作するように意識しましょう。
このような対策を心がけるだけでも、ストレートネックの予防効果は高いです。
しかし、長時間の間同じ姿勢を続けてしまうと、やはり身体に負担をどうしてもかけやすくなります。
そこでデスクワークをしている場合でも、少なくても1~2時間に1回ぐらいのペースで休憩をとることが大事です。
例えばデスクから離れて少し歩き回るのもいいでしょう。
肩の上げ下げや、首をゆっくり回すなどの簡単なストレッチをするのもいいでしょう。
これだけでも、首や肩の筋肉がほぐれて肩こりなどの症状を緩和する効果が期待できます。
自分に合った枕やストレッチでストレートネックを改善
ストレートネックによっていろいろな辛い症状が出るのは、首から肩の筋肉がこわばってしまうからなのです。
そこで首周りの筋肉をほぐすようなストレッチをこまめに行うことも症状緩和の意味でも大きいです。
ストレッチの魅力はだれでも手軽にできるところです。
特別道具は必要ないですし、短時間で済ませることが出来るので、ちょっとした仕事や行事の合間に毎日続けられます。
ストレッチの中でも代表的なストレッチ方法を紹介します。
手順
- 両手を体の後ろで組みます
- 上半身全体を後ろにそらせます
- この時息は吐くように心がけましょう
- 上半身を反らせるときに首も一緒にそらせましょう
- 少し胸を張るような感じで行うとやりやすいと思います
- この姿勢になってくると両腕が上がってくるはずです
- そしてこれ以上倒せないというところに来たらその姿勢をキープする
- この間に1~3回呼吸を続けましょう
- 息を吐きながら元の姿勢に戻していきましょう
あくまで目安ですので、あまり無理のないようにストレッチを行ってください。
自分に合った枕でストレートネックを改善しましょう
ストレートネック対策として重要なのは枕です。
枕の高さが合っていないと、眠っている間ずっと首や肩に負担がかかってきます。
そうなってしまうと、肩こりや首こり症状が悪化しやすくなってしまいます。
肩から頭にかけての傾斜が10°~15°顔の傾きが5°程度というのが理想的な姿勢と言われています。
朝起きた時に首から肩にかけてだるいなら、自分の頭にちょうどおさまっていない枕を使っている可能性が高いです。
枕屋さんに行って、実際に横になり自分に合った枕を作ってもらうか、見つけて枕から改善していきましょう。
まとめ
ここまでお読みいただいてありがとうございます。
首や肩が痛いからといって自分でマッサージしたり、むやみに首を動かしたりするのはあまりお勧めできません。
どうしても苦しい、しんどい、我慢が出来ないというとき、市販で売っているような湿布を張ってもいいでしょう。
また痛すぎて我慢が出来ないようなときに薬も飲んでもいいでしょう。
しかし、薬や湿布を使ったからといってストレートネックの症状を根本的に改善することはできません。
ではどのように根本的に改善するにはどうすればいいのか。
それは身体(背骨)のゆがみを取り除き、生活習慣を見直し、本来の正しい身体に矯正して首・肩・腰の緊張を取り除き、身体の血流を正常に戻すことが大切です。
この記事をお読みになって気になった方や、このような症状でお困りの方、一度当院にお電話でお問い合わせの上ご相談ください。
お電話ありがとうございます、
とも鍼灸治療院でございます。