首を後ろに倒すと痛い

首を後ろに倒すと痛い原因は”頸椎ヘルニアでは?

頸椎ヘルニアとは?

  • 首を後ろに倒す(上を向く)と痛みが出る。
  • 後ろに倒すことが出来ないので目薬が差せない。
  • 車の運転中後ろを向くと痛みによって向きにくい。

などの症状でお困りではありませんか?

 

もしかすると頚椎ヘルニアかもしれませんよ。

 

頚椎ヘルニアにはほかにも症状があり、上記以外にも色んな形で症状として出てきます。

 

ではなぜ、首を上に挙げた時に痛みやしびれなどの症状が出てくるのか?

 

それは、大きく分けて2つに分類できます。

 

1つは、どちらか片側に痛み(ジンジン、ピリピリ)やしびれを伴うことがあります。

 

このような症状の場合、数日間は多くの方が寝違えのような鈍い痛みや違和感がでてきます。やがて手や肩に激しい痛みがでてきて2~3週間で痛みのピークを向かえます。

 

その後は徐々に痛みが鈍くなり、しびれが手や肩に残っている状態が3~4か月続いている方が多いです。

 

2つ目は両手にしびれが現れ手先を使う動作(髪を結ぶ・箸を使う・ボタンをとめる・本のぺージをめくる)が徐々にできなくなり、さらに足先がしびれてきて少しづつ歩行にも影響がでてきます。

 

進行速度は早く数日から数週間で症状が進行してきます。

 

お伝えした2つの症状が現れると頸椎ヘルニアの可能性が高いと言えます。

 

頚椎ヘルニアと同じような症状の出る頚椎症という病気もあるのですが、これは加齢による骨の変化によって症状が出る病気で、椎間板ヘルニアとは別です。

60歳以上の方でレントゲンを撮ると、4人に1人くらいは症状がなくてもレントゲン上では骨の変化が見られます。

その中でどれぐらいの方に症状が出てくるかはわかっていませんが、骨の変化の上では加齢とともになくなっていくのが頚椎症です。

一方、頚椎ヘルニアは20~30代の若い方によく見られますが、発生頻度はいまだ不明です。

 

 

まずは整形外科でレントゲン検査を行い、頸椎牽引療法や頸椎カラー固定、首のマッサージなどが行われ、痛みが激しい場合は筋弛緩剤や炎症鎮痛剤などの注射が用いられます。

 

しかし、このような治療でも改善しない方も多く手術を勧められます。

 

手術が嫌で痛み止めやマッサージや整体に行って楽にはなるが、また時間がたてば身体がすぐに元に戻ってしまう。

 

このような悩みの人は根本から改善を試みないと頚椎ヘルニアの症状は改善されません。

 

頚椎ヘルニアの症状を楽にするのであればその身体(背骨)のゆがみを取り除き、首周りや背中周囲の筋肉の緊張を取ってあげなければ体の根本からの改善は出来ないという事は知っておいてください。

 

頚椎ヘルニアにストレッチはいいの?

頚椎ヘルニアより症状があるのであれば、ストレッチは原則控えるようにしましょう。

特に首を前に倒す運動はいいですが、後ろに反らせる(上を向く)運動は危険です。

首に痛みがあるとストレッチをしてしまうかたは多いですが、もし症状の原因が頚椎ヘルニアだったら、ストレッチを間違えてしまうと症状は悪化してしまいます。

むやみに動かすのではなく、首が痛いときはできるだけ動かさないようにしましょう。

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とも鍼灸治療院