頚椎とは、首の骨の事を言います。
頚部のところで脊髄を中に納めており、頚椎は全部で7つあります。
上から順番に第1頚椎、第2頚椎と名付けられており、各頚椎間には椎間板と呼ばれる組織があります。
この頚椎版は上下の頚椎を連結しており、ある程度の弾力があります。
この椎間板の組織が壊れてしまい、脊髄や神経根が急激に圧迫されるようなことがあり、それを頚椎椎間板ヘルニアと呼ばれています。
頚椎ヘルニアの症状
大きく分けて2種類あります。
1)片方の肩や手の特定の領域に激しい痛みや放散痛が生じるタイプで、しびれを生じる場合があります。
この場合には、最初の数日間は首の寝違いとよく似た鈍痛や違和感などの後頭部症状が出てきます。
これに引き続き肩や手への激しい放散痛が生じることが一般的にです。
この痛みは激烈なものですが、ほぼ2~3週間でピークを越え、あとには鈍い痛みやしびれが残り、これが数週間~数か月で軽快するという経過をとることが多いです。
2)両手のしびれが見られたり、両手を使って行う細かい動作(衣服のボタン止め、本のページをめくる動作など)が徐々にできにくくなったりします。
両足が足先からだんだんとしびれてきたり、歩行が何となく不自由になるほどの症状が数日~数週間の経過で急速に進行するものです。
頸椎ヘルニアのしびれ
頸椎ヘルニアになると肩~手先まで症状が現れます。
特に症状が強い方は手のしびれを訴えることが多いです。
頸椎椎間板ヘルニアの疑いがある方にはこのようなテスト法があります。
・ジャクソンテスト
患者さんは椅子に座り、施術者が後ろにまわります。
患者さんの頭を上を向くように後ろに曲げます。そうすることで頸椎からの神経に痛みやしびれがでてくると陽性です。
・ショルダーデプレッションテスト
患者さんの後ろに施術者が立ち、首を痛みやしびれがでていない側に傾けます。
次に痛みがでている側の肩を下に押し下げます。
そうすることで神経に痛みやしびれがでた場合は陽性です。
・スパークリングテスト
患者さんを椅子に座らせ、施術者が患者さんの首を痛みやしびれが出ている側に傾けてから、上を向くように頭を後ろに倒します。
そうすることで神経に痛みやしびれが出れば陽性です。
ただ、このテストだけで完全に頸椎ヘルニアと決めつけるのはあまりよくありません。
しっかりとMRI検査をして判断をすることがベストです。
病院での頸椎ヘルニアでの症状には、電気治療や首のけん引、マッサージなど。
初期のヘルニア症状ならこのような治療で改善する方も多いです。
しかし痛みやしびれが強いと手術を勧められることも多いようです。
当院では根本的にヘルニアの症状を改善する整体を行っています。
もし「手術はしたくない」「しびれをとりたい」と考えているのでしたら一度当院までご相談ください。
お電話ありがとうございます、
とも鍼灸治療院でございます。