突然の外的要因によって起こるヘルニアを除くと、「椎間板ヘルニア」は普段の生活習慣を見直すことで、ある程度予防が可能です。
腰椎の「椎間板ヘルニア」は、多くは自身の体重が負担となっているために起こります。
食生活や生活習慣を改善し、適切な体重を保つようにするのも、予防策の一つです。
椎間板は軟骨の一種で、「コラーゲン」、「ヒアルロン酸」、「コンドロイチン」などが主成分です。
食事でも椎間板のために良い栄養素を摂るように心がける必要があります。
これらの栄養素は、
コラーゲン→「豚足」や「鶏皮」、「牛筋」、「ゼリー」など
ヒアルロン酸→「海藻」、「うなぎ」、「鶏軟骨」、「鮫軟骨」など
コンドロイチン→「納豆」や「海藻」、「山芋」など粘り気のあるものに含まれています。
そして、カルシウム不足が続くと慢性的な筋肉の緊張異常が起こってきます
長期間の異常な筋肉の緊張は骨格の歪みを形成するために椎間板の圧力が増大するために「椎間板ヘルニア」が発生します。
カルシウム不足は老化などによって起こる「骨粗しょう症」に拍車をかけてしまいます。
骨粗しょう症で骨が弱くなってしまうと、椎間板そのものも変性してしまいますが、背骨が潰れたり細かい骨折をしやすくなるため、椎間板に負荷がかかりやすくなります。
カルシウム不足の時の特徴的な症状は、
長時間のパソコン、電車で吊皮をもって立ったままの状態、のように動かずに同じ姿勢でいる時に腰がだるい、痛い、太ももから足にシビレがでるなど椎間板ヘルニアの症状がでてきます。
カルシウムは「乳製品」や「しらす干し」、「にぼし」などの小魚、殻ごと食べられる「エビ」などに多く含まれています。
個人差がありますが、幼少の頃からカルシウムを十分に取ってきた人は椎間板や骨が老化しにくいのです。
積極的にカルシウムを補給して、骨の老化を食い止めることも必要です。
また、姿勢を正しく保つのも「椎間板ヘルニア」の予防には重要な事です。
- 重い荷物を持たないようにする
- 椅子に座ったまま足元のものを取らない
- 長時間の同じ体勢は避ける
- 掃除機をかける姿勢に気をつける
など日常のちょっとした動作に注意を払う事で、「椎間板ヘルニア」に対する予防効果が高まるのです。
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