はじめに
顎関節症はどうやって治すの?
と思う人は多いと思います。
顎関節症の治療法で最も一般的なのがスプリントを用いた治療法です。
これはプラスチック製のマウスピースのようなもので、上下どちらからの歯列に使います。
これを使うことで関節にかかる負担が軽減されるといわれています。
スプリントは基本的には夜寝ている間に使用するもので、日中は使用する必要はありません。
ただ、人によっては日中に食いしばることがある方もいますので、日中も使用することもあります。
現在ではほとんどがスプリントを用いた治療法ですが、稀に外科学的な処置が必要な場合もあります。
外科学的な治療法には関節鏡を使った方法と切開を入れて関節をみえるようにして行う手術があります。
特に手術を必要とする場合は、口腔外科などの専門的な機関でのみ治療が行えます。
当院では、そのように手術を必要としているような症状でも、その症状を軽減させ根本から改善していくような施術をしていきます。
それでは家でできる対処法を紹介していきます。
市販の鎮痛剤を内服する
痛みがひどい場合は鎮痛剤を飲んで痛みを抑えることが出来ます。
顎関節症では痛みをコントロールすることが大事です。
硬い食べ物を何回もかむ必要のある食品はなるべく避ける
乾燥肉や、するめ、フランスパンなど、何度もかむ必要がある
食品を控えるようにしてください。
どうしても食べたい場合は小さく切って食べたり、調理法を工夫して食べたりすることを心掛けて下さい。
また、大きく口を開ける動作もできるだけ控えた方がいいでしょう。
急性期(1~2週間未満)は冷やし、慢性期(1か月以上)は温める
急性期か慢性期で症状の対処法が異なってきます。
急性期の場合は、炎症の拡大を防ぐために冷やします。
顎関節の痛む部分に氷を入れたビニールをタオルで包んで冷やしてください。
10分間浸したら口を開いたり、閉じたりしてあごの関節を動かす運動をゆっくりしてください。
これを一日に数回繰り返します。
長時間冷やしすぎることは関節の筋肉を収縮してしまいますのでやめて下さい。
慢性期には血行を良くするために、しっかりと温めるといいでしょう。
マッサージ
関節の痛みが軽減し顎関節の予防法としてマッサージがあります。
人差し指と中指で関節部を軽く押さえゆっくりと円を描くようにマッサージしましょう。
ここで注意していただきたいのが、絶対に強く揉まないようにしましょう。
悪化してしまう場合がありますので注意が必要です。
その他の予防法
痛みが完全になくなり顎関節症が治ったと思っても再発してしまう可能性があります。
また、痛みはなくてもカクンカクンと音が鳴っている人も注意が必要です。
再発を防止するために以下の事に気を付けましょう。
- かみ合わせを治す
- 頬杖をやめる
- 高い枕の使用をやめる
- 片側の噛み癖をやめる
- 日中の食いしばりをしない
- 睡眠時の姿勢に気をつける
- 日常のストレスを少なくする
これらの事を気をつけていてもなかなか改善に向かわない方は一度当院にお問い合わせのうえ、ご相談ください。
お電話ありがとうございます、
とも鍼灸治療院でございます。