身体を反らすと発生する腰の痛み

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身体を動かすと腰が痛い

腰痛は、さまざまな動きに対して痛みがでる場合や何もしていなくても痛みが出る場合などいろいろな種類が存在します。

その中でも多いのは体を動作とともに出現する痛みです。

腰痛を

「前かがみで痛くなる」「反らすと痛む」「動作に関係なく痛む」

の3パターンにわけることができるのですが今回は分離症の方に起こる

「体を反らすと発生する腰痛」を説明します。

体を反らすと発生する腰痛

パソコン作業やガーデニングなど身体が丸まりやすい動作をしていた後は、腰を後ろにそらして筋肉を伸ばしたくなりますよね?

そんな時、反らすと同時に発生する痛みや痛みが増強することはありませんか?

「後屈障害型腰痛」と言われています。

加齢に伴う背骨の変性やスポーツなど激しい運動で起こる分離症は反らすと痛みが強くなると言われています。

 ・なぜこの痛みが出るのでしょうか

これは身体を反らしたときに神経が圧迫されるからです。

バレーボールやテニスなどサーブを打つ際に身体を後ろに反らす体制になります。この動作を長期にわたって続けると腰の骨同士をつないでいる関節にひびが入ったり、骨折してしまうことがあります。

若い人に多くみられる原因なので痛みが続くようであればはやめにお医者さんに診断してもらい少しの間、競技を中止するなどして対応してください。

また加齢に伴い症状が発生しやすくなります。

これは骨や、軟骨、靭帯などを作っている組織が加齢にともない老化していくからです。

骨と骨の間にあるクッションの役割をする椎間板も次第に薄くなっていき、周囲の筋肉や靭帯もはりながく固くなっていきます。その結果身体を支える力が弱まり、衝撃や重荷に耐えることが難しくなり疲労骨折につながったりします。

 

日常における予防

腰椎の分離症は早めの処置が肝心です。

「ずっと腰に違和感がある」「腰が疲れた気がする」などお子さんに言われた場合や、自ら感じる場合は、すぐに整形外科などの受診をおすすめします。

痛みを我慢しほっておいたまま激しい運動などを続けても症状が重くなる一方です。

日ごろからお風呂上りにストレッチをしたり、骨盤をゆっくり動かしたりなど軽い運動を取り入れることを心がけましょう。

それでも腰の痛みでお困りの場合は当院にご相談ください。

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