耳鳴り 区別の仕方

「耳鳴り」とは、本当は音がしていないにもかかわらず、その人だけに耳の奥で何かの音が聞こえている症状のことです。

  • 寝る前や早朝に「キーン」と高音の耳鳴りがして眠れない
  • 常に「ピー」と音が聞こえて集中できない

このような症状に数年間にわたって悩まされることが多いです。

この「耳鳴り」を大別すると2種に分かれます。

①.覚的自鳴(外部から聞くことができる耳鳴り)

②.自覚的自鳴(本人にしか聞こえない耳鳴り)

このうち、「他覚的自鳴」は、医師が聴診器を当てれば聞こえる場合が多く、比較的はっきりした原因が突き止められやすいといえます。

例えば心臓の鼓動の「ドクドク」、呼吸での「スーハー」など、生命活動に付随する音が大半です。

しかし、「耳鳴り」で圧倒的に多いのは「自覚的自鳴」、つまり本人にしか聞こえない耳鳴りです。

こちらは、生活習慣やストレス、耳以外の体の異常などが複雑に関係して発症する場合も多く、原因をはっきりと突き止められない場合も多いのです。

この「耳鳴り」は、音の聞こえ方や音量、不快感などはその人の性格にもよりますし、同じような病状でも、そこまで気にならないという人もいれば、常に気になってしかたがないと訴える人もいます。

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