子どもが突然、頻繁に同じ症状を訴える病気の中でも、腹痛を繰り返す病気を「腹部片頭痛」と呼び、近年注目されている症状です。
腹部症状のみで頭痛を伴わない「腹部片頭痛」は、就学前のお子さんに多くみられます。
この痛みは日常生活を妨げるほど強く、腹痛とともに
●食欲不振
●悪心
●嘔吐
●顔面蒼白
これらをともなうことが多いです。
子どもが腹痛を訴えた場合、まず便秘や過敏性腸炎などを疑って下さい。
これらの病気と「腹部片頭痛」との違いは、長時間続くとても強い腹痛を繰り返し、発作のない時は普段の元気な状態に戻る点です。
胃腸炎などの消化器の病気と異なるのは、腹痛時に音や光に過敏になることです。
子どもの場合、大人のように自分の症状を表現できにくいので、まぶしい光を嫌がったり、音に敏感に振る舞ったりしていないかを見ることが大切になります。
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