五十肩・四十肩の症例(①)

 

 

五十肩・四十肩の症例①

患者

60代 女性

 

【来院】

2018年7月

 

【症状】

左肩・背部に1ヵ月前から痛みがでてきた。

荷物を持ったり、洗濯物を取り込む際に肩に痛みが走る。

夜寝ている時にズキズキうずくような痛みが発生し、目が覚める。そのため寝不足で血流が悪くなって悪循環を起こしている。

 

 

【治療内容と経過】

肩関節の検査をしてみると、肩の三角筋・棘上筋に運動痛、右に比べるとあきらかな可動域制限がある。

背骨の調整から行う、日頃からの姿勢の悪さから背骨がとても硬い。ソフトに揺らして調整する。

また頭蓋を触診したところ、頸椎の歪みが強いのでクレニアルで調整。

1週間後に来院され、初回より肩の痛みが軽減、寝ている時の夜間痛が無くなった。

それから4診目まで背骨の調整とクレニアルで施術をすすめた。

5診目では可動域・痛みはほとんどなくなったので、自宅でも行える運動指導をして終了とした。

 

【同時に治療した症状】

肩甲骨ROM・肩こり・睡眠不足

 

 

【施術方法】

頸椎調整・肩関節調整・背骨調整

 

 

【考察】

  • 日常生活での姿勢や動きの指導が重要
  • 肩こり、首こりの血流改善

この2つを治療の軸とした。

日常生活の姿勢によってかなり猫背気味になっているため、首が前にでて背中や肩甲骨に負担がきている。

そのため姿勢矯正で猫背を解消することがポイントになってくる。

また、長年の肩こり・首こりの影響で体全体の血流が悪く回復を遅らせてしまっている、短期的に繰り返し施術ができたため速やかに改善できた要因の1つである。

 

 

 

五十肩・四十肩の症例②

【患者】

50代 女性

 

【来院】

2018年4月

 

【症状】

1ヵ月前から上腕から肩にかけてジンジンした痛みが走り、夜になると更に悪化する。

整形外科に受診し電気療法やシップで対処したが変化はなかった。

本人は長時間のデスクワークや慢性的な肩こりが原因でないかと考えている。知人に当院を紹介してもらい来院。

 

【治療内容と経過】

背骨の歪みから確認すると、胸椎部に顕著な歪みがあり肩関節にまで歪みの影響があることが原因だと考えた。

背骨の歪み、肩関節の調整で術後の可動域が拡がったが肘関節の動きが悪いことがわかり日頃からのデスクワークで手や肘の緊張があることがわかった。

1週間後(2診目)、前回同様に胸椎部の歪みと肩関節の調整をメインに、頭蓋骨の歪みを調整を加えた。

そうすると挙上時の痛みが7割減になっていたため3診目も引き続き同様の施術を繰り返す。

その結果、4診目には夜間痛は9割減、5診目や買い物をしていてもほとんど痛みは気にならなくなった。

 

【同時に治療した症状】

肩こり・背部痛

 

【施術方法】

背骨調整・肩関節、肘関節調整

 

 

 

五十肩・四十肩の症例③

【患者】

60代 女性

 

【来院】

2018年 5月

 

【症状】

1ヶ月以上前左肩の強い痛みが起きていた。

カバンを持ったり、車でバックする際振り向くとき肩に痛みが走る。

衣服を脱ぐとき痛みがあるのでうまく脱げない。

患者様本人はデスクワークで長時間、同じ姿勢をし疲労が溜まり

肩周辺の筋肉が硬くなったのが原因ではないかと考えていた。

 

【治療内容と経過】

肩関節を検査してみたところ、三角筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋に運動痛、

肩関節屈曲、伸展、外転、内旋、外旋時。特に外転・内旋時に痛みが増強する。

背骨のゆがみも確認すると頚椎に著明な歪みがあった。

その歪みの影響で頚部~肩部にかけての筋緊張や硬直が見られたのが原因だと考えた。

症状がきつかったので、1週間以内(2診目)に前回と同じように頚椎のゆがみ、頚部~肩部にかけての筋緊張の調整をメインに背骨、頚椎、頭蓋骨のゆがみを調整した。

3,4診目には痛みも8割減り、5診目には肩関節を自由に動かせるようになり、痛みも全く気にならなくなった。

今では月1度、体のメンテナンスとして施術を行っている。

 

【同時に治療した症状】

首こり・肩こり・腰痛・片頭痛

 

【施術方法】

背骨調整・肩関節調整・頚椎調整

 

 

 

 

五十肩・四十肩の症例④

【患者】

60代 男性

 

【来院】

2017年 5月

 

【症状】

当時2~3日前、路地で歩いて振り返った時に急に強い痛みが起きた。

肩関節前方挙上が90度までしか上がらず、

肩関節外転も90度までしか上がらなかった。

肩関節後方に伸展も20度までしか上がらない。

肩関節近くの三角筋中部に少ししびれ症状が出ている。

 

【治療内容と経過】

肩関節を検査してみたところ

肩関節屈曲、伸展、外転時に疼痛が著明に認められる。

背骨のゆがみを確認すると頚椎・胸椎間にゆがみがあった。

そのゆがみの影響で頚部や肩部に筋緊張や違和感があるのが原因だと考えた。

症状がきつく肩が上がらなかったので初診時にゆがみを改善し、

2診目、3診目続けてゆがみの強いところを改善を行った。

 

3診目が終わった頃には痛みも6割ほどに軽減されていた。

 

5、6診目に衣服を気軽に着れるほど動かせるようになって

痛みも8~9割取れ、自由に動かせるようになった。

 

【同時に治療した症状】

首こり・肩こり・シビレ

 

【施術方法】

頚椎調整・背骨調整・肩関節調整

 

 

 

五十肩・四十肩の症例⑤

【患者】

50代 女性

 

【来院】

2017年 11月

 

【症状】

起床時、服を着替えようとした時

肩が上がらず痛みが鋭いことに気づいた。

痛みのせいで服を着るのも脱ぐのも辛かった。

肩関節は屈曲・伸展・外転・内旋・外旋時に痛みが出現。

着替えの他には洗濯物が出来なかったり、料理をしている時に思うように動かせなくて困っている。

 

【治療内容と経過】

肩関節検査結果

五十肩・四十肩の症例である。

肩関節屈曲・伸展・外転時に強い疼痛が認められた。

他には頚椎が少し右方向にずれて背骨も少し右方向に曲がっていた。

その歪みがあるせいで少しずつ筋肉・血管・神経などを圧迫し症状が現れたのだと考えられる。

 

初診時に肩関節・頚椎・背骨のずれがないかしっかりチェックし、

それに伴った施術で改善を試みた。

 

2診目で初め痛がっていた肩関節の痛みの改善がみられた。

 

3~6診かけて背骨のずれを改善でき、肩関節の痛みがほぼ8割治まった。

肩関節の改善と首コリや肩こりも同じように改善されていった。

 

【同時に治療した症状】

首こり・肩こり・めまい・頭痛

 

【施術方法】

肩関節調整・頚椎調整・背骨調整

 

 

 

五十肩・四十肩の症例⑥

【患者】

40代 女性

 

【来院】

2017月 8月

 

【症状】

ある日、料理をしていて棚の上にある食器を取ろうとした際に痛くなった。

左肩から肘、指先にかけての電撃痛が出現。

重たいものを持った時に肩に痛みは現れないが、

自分の肩より高くあげる時に痛みがでる。

 

【治癒内容と経過】

肩関節を入念に調べたところ、三角筋や棘上筋に痛みが認められ、肩関節に運動制限も見られた。

背骨の検査も行ったところ、右側にずれが生じており子のずれも改善が必要だという事がわかった。

初診時に背骨の調節、肩関節の調節を行い様子見。

2診目、3診目で痛みはあるが棚の上の物が取れるようになった。

6診目にはしっかり棚の上の物が取れるようになり、着替え時の痛みもましになってきている。

 

今は簡単な体操を行い月1程度体のメンテナンスを行うために通院して頂いています。

 

【同時に治療した症状】

首こり・肩こり・吐き気・頭痛

 

【施術方法】

肩関節調整・頚椎調整・背骨調整

 

 

 

五十肩・四十肩の症例⑦

 

【患者】

80代 男性

 

【来院】

2018年 1月

 

【症状】

長年の畑仕事で肩が全く上がらないようになってしまっている。

挙上はもちろん、外転時伸展時に痛みが生じてしまいます。

肩が痛くて重たいものも運べず、腰の方まで背骨が痛む時がある。

車に乗っている時は、後部座席にある荷物を取ろうとした時も、

腕に痛みが激しく痛みが広がります。

 

【治療内容と経過】

肩関節周囲の筋緊張の緩和、三角筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋など。

初診時には筋緊張が著明に見られたため、筋緊張を軽めに取り、軽い肩甲骨運動を行った。

症状がきついため動かす前には温め、筋肉の血流を良くし動かしやすくした。

家で簡単にできる体操や運動の指導を行った。

4,5診目になると少しずつ痛みが軽減され肩の動きも初診と比べるとスムーズになった。

8診目になってくるとばんざいが出来るようになり、動かしても痛みを感じにくくなってきた。

 

この回復した五十肩を最初の状態に戻らないように、今では月に2回の身体のメンテナンスを行うようにしています。

肩関節の可動域も元に戻ったりせず、しっかりと肩を動かせるようになっています。

 

【同時に治療した症状】

首こり・肩こり・腰痛・便秘・難聴

 

【施術方法】

頚椎矯正・背骨矯正・骨盤矯正・肩関節調整

 

 

 

 

五十肩・四十肩の症例⑧

【患者】

40代 女性

 

【来院】

2017年 3月

 

【症状】

症状が悪化する前は肩こりや首こりによくなり、治療もせずほったらかした状態だった。

日常生活では肩に疲労をためやすく、疲れをためたまま肩周辺の筋肉が硬くなったと考えられる。

肩関節外転、後方に伸展する際に肩関節部に疼痛が著明に認められる。

肩関節に腫脹や熱感はない。

寝ている際に寝返りを取った時に夜間痛で目が覚めることが多々ある。

 

【治療内容と経過】

初診時に左肩関節、左肩甲部、左頚部の筋緊張が見られたので筋緊張の除去を行った。

しかし筋緊張が強く筋肉を柔らかくしても痛みは治まらなかった。

2診目からは頸椎と背骨のゆがみを確認したところ右方向にずれていたため、そのゆがみの改善を試した。

4,5診目には頚椎と背骨のゆがみをとり続けてから、肩関節の可動域が上がってきた。

7診目にはしっかりとばんざいできるほど肩関節運動ができるようになり肩関節外転も難なくできるようになった。

 

現在では患者様の要望で2週に1回のペースで五十肩の治療を行っている。

 

【同時に治療した症状】

首こり・肩こり・左肩甲部・めまい・頭痛

 

【施術方法】

頚椎調整・肩関節調整・背骨調整

 

 

 

五十肩・四十肩の症例⑨

【患者】

70代 男性

 

【来院】

2017年 10月

 

【症状】

肩関節前方・後方の痛み、運動時痛が著明に認められる。

肩関節前方挙上、後方伸展、外転動作にかなりの可動域制限が認められた。

 

肩関節の痛みは疲れが溜まって安静にしている時でも肩に痛みが生じ肩から指先にかけてのしびれ症状も出現する。

眠っている時も寝返り動作で目が覚めてしまうほどの痛みで困っている。

肩周辺の筋肉が硬くなってしまい、血の流れも悪くなって頭痛やめまい、吐き気もする。

 

【治療内容と経過】

初診時、まず初めに身体から傾き左肩が下がっているのがわかった。

問診と診断、身体チェックで五十肩(肩関節周囲炎)と考えられた。

体が傾いているのは背骨から傾いてしまっているので、

まず初めに背骨の調整をし、続いて肩関節の調整を行った。

施術が終わりもう一度身体のチェック。

肩関節の可動域は少し上がった。

それから4~6診目で肩関節の可動域はどんどん上がり、あと少しでばんざいが出来るようにまで改善してきた。しびれ症状も改善され、感じなくなった。

8診目でばんざいはできるが痛みがまだ少し残っている。

9診目で痛みはほぼなくなり五十肩(肩関節周囲炎)は改善された。

五十肩(肩関節周囲炎)が改善されてから月に2回のペースで再発しないように身体のメンテナンスを行っている。

 

【同時に治療した症状】

肩こり・背骨のゆがみ・めまい・頭痛

 

【施術方法】

頚椎調整・背骨調整・肩関節運動・肩関節調整

 

 

 

五十肩・四十肩の症例⑩

【患者】

40代 男性

 

【来院】

2017年 12月

 

【症状】

昔に肩鎖関節脱臼を起こしたその後遺症として肩が上がらなくなったのではないかと検査したところ、

肩関節周辺の筋肉の筋緊張が著明に見られた。

肩関節運動時に疼痛が著明に認められ、肩関節外転・後方に伸展制限が認められた。

着替え時、シャツを着たり脱いだりするときうめき声が出るほどの痛みが生じる。

夜間は寝返り動作時に肩関節周囲に激しい痛みが生じる。

 

【治療内容と経過】

肩関節周囲に著明な筋緊張が認められたため、筋緊張の除去を目的に周囲の筋肉を温め、軽めにストレッチとマッサージを行った。

左右で比べると右の方が症状は強く、身体も右に傾いているように見える。

右に傾いているので背骨を検査してみたところ、第2頚椎が右にゆがみやや回旋していた。

その背骨や第2頚椎のゆがみを調整した。

4~6診目になるとまだ痛みがあるがシャツを着る時にうめき声をあげていた時と比べ、

痛みもましになりスムーズに服を着られるように改善した。

7診目では著明に見られていた筋緊張も改善され、痛みの起こっていた肩関節外転・後方に伸展制限も改善された。

 

【同時に治療した症状】

背骨のゆがみ・目の疲れ・めまい・吐き気

 

【施術方法】

 

頚椎調整・背骨矯正・肩関節調整・肩関節運動