こんにちは。
長居のとも鍼灸治療院です。
皆さんの中で、日頃胸や脇腹が痛くなったり息苦しくなったりしている方はいますか?
このような症状が起こってしまっていると、
自分は何かの病気になってしまったのではないかととても心配になりますよね。
病院で検査してみたが、
肺炎などの病気ではなかったのに胸の痛みや息苦しさが出たりするのは、
もしかすると肋間神経痛かもしれません。
肋間神経痛とは?
今から書いていくことに専門用語が出てきますので、
この辺は飛ばしてもらっても大丈夫です。
気になる方や肋間神経痛について詳しく知りたい方は読んでいただけると幸いです。
肋間神経痛とは、
肋骨に沿って走っている肋間神経の経路が、
なんらかの原因で痛む症状です。
人間は心臓や肺などの臓器を守るために左右12対の肋骨があります。
肋間神経は背骨の中を通る脊髄から左右12対の肋骨に沿って走行しています。
肋間神経痛は、肋間神経に沿った場所がなんらかの原因によって痛みが起こる症状です。
ですので病名ではなく症状です。
なので症状には改善が期待できるので改善方法さえ見つければ治るのです。
特にどんな時に痛みが出るかというと、
体をひねったり、くしゃみや咳など
肋骨が動く動作の時に痛みがひどく出たりするのです。
肋間神経痛の症状
肋間神経痛の代表的な症状は、
左右どちらかだけに起こる胸の痛みです。
痛みが起こる部位としては、
胸周辺や脇腹、背中などに多いです。
痛みは個人差があり、
痛みが軽く我慢できる強さや、かなり強い痛みが出たりすると様々です。
症状は数秒から数分で治まることもありますし、
短い時間で数回繰り返し起こることもあります。
また、数日から数か月続いてしまう人もいるそうです。
胸の痛みや息苦しさなどの症状は、ほかの病気の可能性もあります。
なので一度病院に受診することをお勧めします。
病院でMRIやCT、心電図や血液検査などの検査を行い、異常がなければ肋間神経痛の可能性が高くなります。
肋間神経痛の原因
肋間神経痛を大きく分けると
2種類あるといわれています。
続発性肋間神経痛、原発性肋間神経痛です。
続発性肋間神経痛とは
怪我や病気などが原因で起こるものを続発性肋間神経痛といいます。
肋骨骨折や胸椎圧迫骨折などの外傷、
帯状疱疹、内臓疾患などによって起こる可能性もあります。
また、ストレスや姿勢不良、
体液などの循環が悪いために筋肉が硬くなったり、
運動不足なども関係してきます。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢の為
肋骨の筋肉が硬くなってしまうことにより
肋間神経を圧迫して痛みが出てしまうケースがあります。
また、帯状疱疹などのウイルス性の場合は、
発疹が治まった後に肋間神経に沿って痛みが出現することがあります。
肋間神経痛は本来2週間程度で痛みは治まりますが、
稀に痛みが治らず、続いてしまう可能性もあるのです。
原発性肋間神経痛とは
肋間神経に異常が見当たらず、
原因不明といわれている肋間神経痛です。
一般的な肋間神経痛の治療法
肋間神経痛の一般的な治療法は、
次のような治療になります。
- 消炎鎮痛剤やステロイド、湿布
- あばら(肋骨)を固定するベルト
- 鍼灸治療や低周波治療
- 神経ブロック注射
などです。
原因不明の原発性肋間神経痛の場合では、
消炎鎮痛剤や湿布で経過観察することが多いです。
消炎鎮痛剤で効果が出なかった場合では、
漢方薬で対処する事もあります。
肋間神経の走行に沿って
炎症が見られる場合では、ステロイドを使用します。
肋骨骨折や胸腰椎圧迫骨折などの続発性肋間神経痛の場合は、
呼吸などの肋骨が動く動作時に痛みがひどく出てしまうため、
ベルトなどで肋骨を固定して痛みの軽減を狙います。
体を温めることで痛みが軽減するときは、
鍼灸治療や低周波治療で温めることをします。
肋間神経痛が長時間続き、痛みに耐えることが出来ない場合は、
局所に神経ブロック注射をすることもあります。
肋間神経痛の予防法
肋間神経痛の治療法はご紹介しましたが、
それよりも大切なのが症状が出てしまわないように予防法があります。
肋間神経痛の予防方法とは
原因の一つでもあるストレスをため込まないように注意が必要です。
ストレスの発散方法は人によってそれぞれ違ってきます。
人によっては一人で音楽鑑賞や映画鑑賞
体を動かしたり、リラクゼーションをうける。
人と話して解消など
まだほかにも色々ありますよね。
まずは自分に合ったストレスの発散方法を探してみましょう。
また、一時的なストレス発散では再発を防止するのが難しいです。
その場合ではストレスが溜まりにくい環境にする必要があります。
ストレスが溜まりにくい環境にするためには、
運動・睡眠・食事のバランスが特に重要です。
運動に関しては、
寝る前にストレッチをするだけでもしてると、してないとでは全然違ってきますので少しづつ運動をするように心がけましょう。
初めは軽めにウォーキングを30分ぐらい行い、
慣れてきたらだんだんと時癌を伸ばし、
さらになれるとランニングに変えたり、筋トレをするのもいいと思います。
睡眠に関しては、
寝不足に注意しなくてはいけないので、
忙しくても睡眠時間を確保できるように調整しましょう。
理想は6~8時間の睡眠です。
この数字はあくまで理想です。
食事に関しては、
栄養に偏りがないようにバランス良く摂取し、
お腹がいっぱいになるのではなく8割ぐらいで終わるようにしましょう。
また、長時間デスクワークで労働している方は、
同じ姿勢で作業することを注意し、
こまめに(1時間に1回)休憩したり、
深呼吸をして肋骨を動かすようにしましょう。
肋骨骨折や胸腰椎圧迫骨折などは、
骨がもろくなっていると起こりやすいので
普段からカルシウムやビタミンDなどを摂取するようにしましょう。
日本では1日平均のカルシウム摂取量が不足している傾向があるといわれています。
ですので、積極的にカルシウムを摂取することをお勧めします。
カルシウムは魚介類、大豆製品、乳製品、野菜・海藻類に
多く含まれるためほどよく摂取するようにしましょう。
ビタミンDは魚介類、卵類、きのこ類などに多く含まれています。
とも鍼灸治療院での対処法
最後に当院、
とも鍼灸治療院では
肋間神経痛の方への施術も行っています。
ただし、肋骨骨折や胸腰椎圧迫骨折などしていない場合に限ります。
明らかに原因がはっきりしている場合では、
病院での治療が最優先になりますので、
病院に行くようにしましょう。
治療が終わり、その後の肋間神経痛の症状が
なかなか改善されず、お困りでしたら当院にご相談ください。
基本的には原因がはっきりしない、
原因がない場合の時に
ご相談頂ければと思います。
そこで、当院では何をやっているのかですが、
痛みやコリなどの根本的な原因を改善し、施術でよくなった体の状態が長続きする(再発しにくい)整体を行っています。
当院独自の整体ほうとして
- 背骨の調整で血液の流れを改善する
- 首関節の施術で神経殿体をスムーズにする
を行っています。
首関節の施術(痛くない整体)により不調を起こしている神経の伝達を良くし、
背骨の調整をすることで
血液の循環不全を解消できるため、
歪みにくい骨盤を作ることができるのです。
まとめ
こんな感じに肋間神経痛について説明しましたが、
わかりやすかったでしょうか?
息苦しさや胸の痛みがある時は、
まずは病院に行き検査を受けるようにしましょう。
肋間神経痛ではなく
他の病気の可能性もありますので。
肋間神経痛と診断された場合でも改善が出来ますのでご安心ください。
先ほど書いた通り肋間神経痛は病名ではなく症状名なのです。
何度も言いますが肋間神経痛にならないように
普段から私生活や仕事中の姿勢を気にするようにしましょう。
あとは運動・睡眠・食事のバランスをとることが大事です!
もし、肋間神経痛の症状でお困り
または病院で治療をしていたがなかなか改善されず困っている方。
一度当院にお問い合わせの上お気軽にご相談ください。
お電話ありがとうございます、
とも鍼灸治療院でございます。