最近ではよく耳にすることがある「腰痛症」。その中の一つに「分離症」というものがあります。
ネットで調べればすぐに情報が見つかる社会になり分離症についても簡単にたくさんの情報を入手できるようになりました。
腰が痛いときには温めるといい、や骨盤体操がいいよなどの情報が手に入り実践している方も多いと思います。
ここで分離症に聞く効果的なストレッチ方法をお教えします。
ストレッチや筋トレをしたほうがいい理由
痛みがでた後にストレッチ?と思う方もいるかもしれませんがそうではありません。実際、腰回りの筋トレをしている人でも自分が分離症になっていても痛みがでずに気づかない人もいます。
筋肉が柔軟になると骨を正しい位置に保つことに繋がります。またストレッチをすることにより本来筋肉の中で行われている血流を促すポンプ機能を活性化させ、酸素や栄養、溜まっている老廃物の循環をよくすることができます。なのでストレッチは痛みが出てからでも遅くないのです。
腰と股関節の関係
分離症のそもそもの原因が股関節であることもあります。
股関節は可動域も広く色々な動きに対応した関節です。上半身を支える重要な関節なのですが立っていても座っていてもかなりの負担がかかっています。
股関節が悪くなると本来股関節で感じる痛みを脳が検知する際に異常に反応してしまい誤って腰での痛みと錯覚して検知されることもあります。また股関節と腰の間の骨盤の歪みが原因であっても脳が腰での痛みと錯覚してしまうこともあります。
どこの筋肉をストレッチするの?
分離症の痛みを軽減するには腰部の強い筋肉をストレッチし、背骨をしっかり支えることが肝心です。
特に腰と骨盤を結び天然のコルセット部分になる腸腰筋や骨盤からおしりについている大殿筋、背骨を支える脊柱起立筋などのストレッチをすると痛みの軽減につながります。
腸腰筋のストレッチ
この筋肉はお腹側についていますが腰や身体を支えるためには重要な筋肉なのでしっかりとケアをしましょう。
①まず伸ばしたい側の足を下につき反対側で片足立ちをします。
この時に骨盤と上半身が前に倒れないように注意してください。
②その体制のままおへそを前方に出すようにしてください。
伸ばしたい側の股関節あたりに伸びている感覚があれば正しく伸ばせています。
大殿筋のストレッチ
骨盤が傾くのを防いだり歩く際には欠かせない筋肉です。
①伸ばしたい方の足を逆側の膝の上にのせます。
②そのまま曲げた足を胸の方に近づけます。
じわじわと「のびているな」と言う感覚があれば十分です。
脊柱起立筋のストレッチ
頭から骨盤までをつなぐ筋肉で、この筋肉が弱まってくると、美しい姿勢が保てなかったり、さまざまな腰痛の原因になります。また肩回りにも傷みが出たりもします。
①椅子に浅く腰を掛け足を肩幅より少し広めに広げてください。
②頭をかかえてそのまま前かがみになっていきます。
頭が膝より下にいくといいですが分離症のかたは前かがみになることが辛いので痛みが出た場合はすぐに中止して、無理のない範囲で実行してください。
頭と腕の重みでじわじわと背中が伸びていることを確認しましょう。
15秒ほどゆっくりかけて行うといいですが悪までも自分の体調と相談しながら無理なく進めてください。
ストレッチの注意点
ストレッチはリラックスをしている際に行うのがもっとも効果的です。
「絶対のばすぞ」という心意気で意気込んでストレッチを行うとかえって筋肉が固くなってしまいます。
また冷えた体では行わずお風呂上りなどで行い、ストレッチをする際は必ず呼吸を止めないことを意識してください。
このように改善を試みるがなかなか改善されない場合は当院にご相談ください。
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とも鍼灸治療院でございます。