股関節に負担のかからない生活を心がけましょう
「股関節」の痛みの進行をできるだけ抑えるために、生活習慣を見直しましょう。
日常生活の中で工夫することで、「股関節」の負担となる動きを避け、進行や痛みを防ぐことが出来ます。
「股関節」の痛みを起こしたり、悪化させたりする原因が、悪い姿勢や座り方など、日常生活の中で、無意識に行っている癖が少なからず、影響していると言われています。
例えば、かがまないと取り出せない物が多いとか、家のトイレが「和式」といった
身体に問題のなかった頃の生活習慣が、知らず知らずのうちに股関節への負担となり、痛みを引き起こすこともあります。
痛みの原因が日常生活に潜んでいる?
- 1.姿勢が「猫背」になる
- 2.座るときに、のけぞって座るってしまう
- 3.家のトイレが「和式」
- 4.台所で、流し台の棚から、かがんで物を取る
このような日常、無意識で行っている動作が、少しづつ「股関節」に負担をかけてしまいます。
日常生活で、もっとも「股関節」に負担が大きいのは、「しゃがむ・かがむ」といった股関節を曲げる動作です。
他には、立ち上がる時も、大きな力がかかるため、負担が大きくなります。
普段よくつかうものをしまう位置なども見なおして、かがまなくてもよい位置に、物を置き換えるだけで、力がかかる姿勢をとる回数が減るので、毎日の負担が少なくなります。
日常生活で股関節への負担を減らす7つの工夫
- ①よく使うものから、取り出しやすい位置に変えてみる
例えば、よく使う調理器具や、調味料、食器類は、かがまずに取れる位置に置きましょう。
壁にかけてもいいですし、種類ではなく、使う頻度で場所を決めましょう。
- ②低い位置の引き出しから、腰より高い位置に変える
良く着る服や、よく使うものは、立ったまま出せるような引き出しにしまいましょう。
- ③床の机をテーブルに変えてみる
床に座って使う机よりも、、椅子に座るテーブル式に変えてみましょう。
しゃがまなくてすむ立ち上がる時の負担が軽いので良いです。
- ④布団からベットに変えてみる
畳に布団を敷く動作は、「股関節」の負担になりますし、ベットだと起き上がるのが楽なうえ、布団の上げ下げがないので、おすすめです。
- ⑤正座やあぐらから、ソファーの生活に変えてみる
リビングではソファーに座りましょう。床に座るよりも、股関節への負担が軽いです。
ソファーは座ったときに、深く沈まず、柔らかすぎないものを選びましょう。
- ⑥階段・浴室に手すりをつけてみる
階段の上り下り、浴槽に入るときなどの股関節の負担を、軽減できるので、おすすめです。
- ⑦和式トイレを洋式トイレに変えてみる
深くしゃがまなければいけない和式トイレを洋式に変えましょう。
最近では、工事しなくてもかぶせるだけで洋式に出来るものもあります。
上記のように、日々の生活習慣を変えると、股関節の負担をぐっと減らすことが出来ます。
トイレを洋式に変えたり、手すりを付けるのはお金がかかる場合もありますが、他の方法は、お金がかからず変えられるものなので、是非取り入れてみてください。
お電話ありがとうございます、
とも鍼灸治療院でございます。