ストレスの種類

sutoresuみなさんはストレスと聞くと「人間関係」などの精神的ストレスを想像しませんか?

うつ病や、自律神経失調症の原因になるストレスには大きく4つのタイプがあります

精神的ストレス
みなさんがストレスと聞いてまず初めに思いつくことはこの「精神ストレス」ではないでしょうか?

精神的ストレスは「この出来事は自分にはマイナスなこと」と考えてしまい

そのことがストレスになることです。

 

例えば、「ねたみ」「ひがみ」「落ち込み」「悲しみ」「不安」などの

マイナスの考えをしてしまうことです。

マイナスの感情が強いと脳内でアドレナリンやドーパミンなどのホルモンが活発に動き心も身体も緊張状態になり疲れやすくなります。

「几帳面な人」「責任感の強い人」「マイナス思考に考えがちの人」「一つのことにこだわりすぎる人」などは精神的ストレスを受けやすくなります。

育った環境なども関係するので考え方を変えることは難しいですが、もし何か不安に思うようなことがあれば、周囲の人に相談できる環境をつくっておいたり、一人で抱え込まないようにしてください。

 

構造的ストレス
これは「身体の歪み」により起こるストレスのことで、

「骨盤」「背骨」「頭の骨」の歪みによるものです。

身体の骨を支えているものに「筋肉」や「神経」があります。

骨が歪むと筋肉もそれにともない伸ばされ続けたり、逆に常に縮こまっている状態になります。

この骨が歪むことで、「神経の伝達」(特に自律神経)が「鈍く」なります。

「自律神経」は興奮したり、リラックスしたりする神経ですがスイッチの切り替えがうまく行われず常に緊張していたり、反対に常にやる気が出ずだらだらしてしまったりします。

また頭はいくつかの骨の組み合わせによって成り立っています。

その骨の接合部分で歪みが生まれ、脳機能の低下につながります。

脳機能がうまく働かないと物事を「マイナス」の方向に考えていくようになってしまいます。

そして、体の歪みは「呼吸」にもつながり、背骨の歪みは体前面の肋骨にも影響を及ぼします。

肋骨にずれが生じるとそこから呼吸に関係する筋肉や横隔膜、にも歪みが生じることになり呼吸が浅くなったりします。

呼吸が浅くなると脳機能の低下にもなるのでストレスに対抗する力が弱くなってしまいます。

 

化学的ストレス
私たちの体の中には「些細な電気」が流れています。

食べ物による栄養や外的に与えられたストレスにより体の中では電気の流れがかわったり、化学反応が起こります。

体のなかでプラス、マイナスのどちらかに偏りすぎたりするとストレスに感じることがあります。

これらの化学的ストレスは日常生活では食べ物やにおいなどでおこります。

 

例えば

インスタント食品
キムチなどに入っているカプサイシン
カフェインの食べ物や
排気ガス
大気汚染
シンナー
また女性はホルモンのバランスがとても重要なのですが、男性に比べて化学的ストレスを受けやすくなっています。

女性が身に着けるマニュキアや化粧品などのもたくさんの化学物質が含まれています。

体調がすぐれないときは化粧やマニュキアなどを避ける生活をしましょう。

うつ病の方で「不眠症」に悩んでいる人もいます。

日光に浴びると目から太陽の光が入り込み、12時間後ぐらいから「メラトニン」というホルモンが放出され始めます。

メラトニンは「睡眠を司るホルモン」とも言われていて、夕方から夜に多く分泌されます。

そのため朝太陽に浴びることはしっかりとした睡眠をとる準備であることが言えます。
温度と湿度のストレス
暑く感じる、寒く感じる、湿気でジメジメしてるななどの感情もストレスとなります。

「環境の変化」によってストレスは起こります。

暑い寒いと感じること自体が直接うつ病に結び付くことは少ないのですが、精神的ストレスや化学的ストレスをたくさん感じている人はこのストレスが加わることによりうつ病になるリスクが高くなることが言われています。

また冷え性の方はうつ病になりやすいとも言われています。

冷え性の原因は自律神経の乱れ筋肉量の少なさ自律神経はストレスにとても弱い神経で、自律神経が乱れると、体温調節ができなくなったり、体内リズムのバランスが崩れたり、内臓に悪影響を及ぼしたりします。

 

自律神経の乱れでお困りでしたら、ぜひ一度当院へご相談ください。