姿勢を意識しましょう
生活する中での姿勢を意識しましょう
産後によってゆるんだ「じん帯」は、しゃがむ・ジャンプする・立ち座りの動作を繰り返すことなど、足からの衝撃で強くすることができます。
しかし産後まもないお母さんが激しい運動をするわけにもいきません。
そこでまず、普段の生活からできることを見直してみましょう。それには正しい姿勢を保つことが大切です。
次のような姿勢になっていないかチェックしてみましょう。
- 椅子に座っているとき、ついつい足を組んでしまう。
- 猫背になっていたり、左右どちらかに傾いている状態で座っている。
- 背もたれによりかかって浅く座っている。
- 立っているときに、片方の足に全体重をのせたり、足が開いたままだったりしている。
上記のことは、体を支えるには良くない姿勢です。
体を支えるには「骨盤が立っている」状態でなければなりません。
骨盤がななめになっていたり無理に押さえつけられていると、体はバランスをとるために筋肉に余分な負荷をかけます。負荷をかけられた筋肉は凝り固まってしまい、そこから痛みがでます。
さらに、産後はどうしても授乳などで「猫背」になるのは仕方がありません。
しかしそれでも身体をゆがませる体勢にはなるべくならないよう意識しましょう。
いつも同じ方向ばかり向いて寝るのも控えましょう。
寝ながら授乳する事もあるかもしれませんが、できるだけ左右交互に均等になるように心がけてください。
またいつも同じ側の手で抱っこしたり、いつまで経ってもおんぶではなく前抱っこなど無意識に同じ動作ばかりをやりがちになると思います。
もちろん赤ちゃん第一になるので自分の体勢には構っていられないのは分かりますが、それでもなるべく身体に負担が少ないように工夫していく事が「産後の股関節解消」への第一歩となります。
ひとりで頑張りすぎないでください
産後のお母さんは、ただでさえ授乳によって栄養を赤ちゃんに分け与えているのに、さらに栄養不足も重なれば自分の体を回復できるはずがありません。
また、何でも自分ひとりで頑張ってしまう人のも要注意です。
どうしようもない事情があれば仕方ありませんが、人に頼らず自分だけで抱え込んだり、神経質になりすぎて頑張るのは自分で体を壊しているようなものです。
出来る事なら実家にも少し助けてもらったり、旦那さんにも助けてもらったりしてください。
頑張っても身体にも心にも支障を来たさない人は頑張れば良いですが、股関節痛をはじめ痛みや不調に悩まされている産後のお母さんは「頑張り過ぎない」、「身体のケア」、「人に頼る」などでその原因を減らす工夫もして下さい。
やはり赤ちゃんにとって一番嬉しいのはお母さんが笑顔でいてくれる事です。上手に周りに助けてもらいながら元気な体と笑顔でいられる様に工夫してみて下さい。
股関節の痛みでお困りの方はぜひ一度当院にご相談ください。
お電話ありがとうございます、
とも鍼灸治療院でございます。