肘の痛みや、肘を動かしたときに痛むのは、もしかすると○○かもしれません。

こんにちは。

長居のとも鍼灸治療院です。

 

皆さんの中で、日頃肘や腕を動かすときや、

野球の投球時、ふとした際に

肘が痛くなったりしている方はいますか?

 

このような症状が起こってしまいますと

自分は病気になっているのではないか?

と心配になりますよね。

 

病院で検査してみたが、

特に異常が見られず、肘に痛みが出るのは

もしかすると野球肘(リトルリーガーエルボー)

になりかけているかもしれません。

 

 

野球肘(リトルリーガーエルボー)とは?

今から書いていくことに専門用語がでてきますので

この辺は飛ばしてもらっても大丈夫です。

気になる方や、野球肘(リトルリーガエルボー)について

詳しく知りたい方は読んでいただけると幸いです。

 

野球肘(リトルリーガーエルボー)とは

名前の通り野球をしている

投手の方に多い疾患です。

 

誤った投球動作や、投球数が多く疲労をため込むと起こりやすい症状です。

 

年齢は特に10代で多く

20代以降にも発症してしまう症状です。

 

肘関節は上腕骨、橈骨、尺骨の3つの骨で構成されており

その構造により上腕骨の長軸長上には尺骨の長軸はこない。

 

すなわち、前腕軸はやや外方に偏している。

 

上腕軸と前腕軸とが作る角度を肘角といい

正常では160~170度である。

 

子供や女性では肘関節を伸展すると

関節の部分で前腕が後方にそることが多いです。

 

また肘関節の炎症は

上腕骨内側上顆の関節包や

関節周囲の筋肉に広がることがあり

このような肘関節周囲炎の事を野球肘と呼んでいるのです。

 

野球肘になりやすい人

  • 肩甲骨の高さが低くなっている
  • 背骨と肩甲骨の距離が離れている
  • 肩の可動域が小さい
  • 身体をちょっとしか捻じれない
  • 肘と手首の可動域が小さい

 

 

 

野球肘(リトルリーガーエルボー)の症状

野球肘(リトルリーガーエルボー)の症状は

大きく分けて3段階に分けられます。

 

  • 軽度
  • 中度
  • 重度

 

軽度(1度)-痛みの発生から約2週間で腫れや痛みも軽微であり、

前腕屈筋の抵抗の自動的収縮の際に痛みの増強が見られるが

レントゲン検査では変化が見られないものを言います。

 

中度(2度)-腫れや痛みが良く見られ手関節の背側動作や

前腕屈筋の抵抗の自動的収縮の際に痛みが増強され

レントゲン検査でも変化が認められるものを言います。

 

重度(3度)-患部が腫れており、著明な痛みと運動制限を訴え

多動的伸展や前腕屈筋の抵抗の自動的収縮が困難、

または不能なほど痛みがあるものを言います。

重度になるとレントゲン検査の際に骨端軟骨層の拡大や関節遊離体の存在など著明な変化が認められます。

 

軟骨が関節から欠損、剥離、壊死すると

関節ねずみと呼ばれる離弾性骨軟骨炎が起こり

関節内で関節遊離体が引っかかり

いたみた運動障害を発症します。

 

 

野球肘(リトルリーガーエルボー)の原因

野球肘は名前の通り、野球によるスローイング動作

特に成長期の投手に多く、

繰り返しボールを投げることによって肘に負担が過剰にかかったり

オーバーユース(使いすぎ)に起因し

肘の内側部外側部肘頭に発生する投球時の疼痛が主症状であるスポーツ障害です。

 

野球肘は徐々に発症する場合が多く

慢性化しやすいため肘の疼痛が出現したら注意しましょう。

 

投球動作の加速期は

肘関節屈曲、外販、前腕回外位をとります。

 

内側型は肘の内側部が投球動作時に回内屈曲筋によって牽引力が加わり、

回内筋群や内側側副靱帯、尺骨神経がストレッチされ

内側に微細損傷が発生します。

 

重症例では上腕内側上顆が牽引力によって剥離骨折を起こしてしまいます。

 

外側型は逆に肘外側にある上腕骨小頭や橈骨頭に圧迫力が加わり、

骨の壊死、欠損、遊離体などの離断性骨軟骨炎が発生します。

 

後方型は減速期に肘関節伸展位で、

尺骨肘頭に牽引力が加わり剥離や疲労骨折などの変化をきたします。

 

 

野球肘(リトルリーガーエルボー)の治療法

野球肘(リトルリーガーエルボー)の治療法は次のようになります。

 

応急処置 (RICE処置)

  • R=Rest(安静)
  • I=Ice(アイシング)
  • C=Compression(圧迫)
  • E=Elevation(挙上)

が使われます。

 

一般的な野球肘の治療法は

主症状であるオーバースローピッチング動作の休止を徹底します。

 

手術や一定期間の投球制限などで治療をします。

 

基本的には内側上顆部の圧痛が消失するで

腕を固定し安静にする必要があります。

 

その他には電気治療、赤外線、レーザー光線、超音波療法

マイクロ波、温熱療法などによる治療を行います。

 

骨変化が認められる場合は、

3ヶ月以上のスローイング動作の休止が必要です。

 

骨に変化をきたしている場合は

最低1~3年ぐらいのフォローアップが必要になります。

 

遊離骨片によって肘がロッキングされている場合は

骨片摘出手術が必要になります。

 

疼痛発症初期に投球動作を休止しないと骨に変化をきたし、

結果的に数ヶ月~数年の投球禁止を余儀なくされます。

 

ただし、ランニングやバッティングは可能であり、

ポジション変更の検討を要します。

 

成長期の為、骨端線を損傷する重症例では肘が外反(外側型)

内反肘(内側型)変形をきたしてしまいます。

 

根本的な解決法として、

最も有効な改善方法は

投球フォームを改良することです。

 

 

 

野球肘(リトルリーガーエルボー)の予防法

早期発見をしましょう

  • 肘の曲げ伸ばしの角度が悪くなった
  • 肘の痛みが3週間以上続いている
  • 引っかかる感じがする

など感じるようになりましたら

病院に行ってしっかり検査を受けるようにしましょう。

 

予防のために試合規制をしましょう

  • 1日2試合連投の禁止をする
  • 投球イニング数の制限・減少

 

 

予防のためのストレッチ・トレーニング

  • 正しいフォーム
  • コアマッスルの強化
  • 股関節の柔軟性
  • 肩のストレッチ
  • 肘のストレッチ

 

もう一度見直してみて自分が出来ていないことを

確認し、試してみましょう。

 

 

とも鍼灸治療院での対処法

最後に当院、

とも鍼灸治療院では

野球肘の方への施術も行っています。

 

肩の痛みの原因がはっきりしている場合は

病院での治療が最優先になりますので、

病院に行くようにしましょう。

 

その病院での治療が終わり

その後の野球肘の症状が

なかなか改善されず、

お困りでしたら当院にご相談ください。

 

基本的には原因がはっきりしない、

原因がない場合の時に

ご相談いただければと思います。

 

そこで、当院では何をやっているのかですが、

 

痛みやコリなどの根本的な原因を改善し、

施術でよくなった体の状態が

長続きする(再発しにくい)整体を行っています。

 

当院独自の整体法として

  • 背骨の調節で血液の流れを改善する
  • 首関節の施術で神経伝達をスムーズにする

を行っています。

 

首関節の施術(痛くない整体)により不調を起こしている神経の伝達を良くし、

背骨の調節をすることで血液の循環不全を解消できるため、

ゆがみにくい骨盤を作ることが出来るのです。

 

 

まとめ

このように野球肘について説明してきましたが、

わかりやすかったでしょうか?

 

肘の痛みや違和感など感じる場合は

まずは病院に行き検査を受けることにしましょう。

 

野球肘ではなく

他の病気の可能性もありますので。

 

野球肘と診断された場合でも改善できますのでご安心ください。

 

野球肘は普段の練習時や

無理のない練習、投球、フォームを気をつけるようにしましょう。

 

あとは、

  • 適度な運動
  • 睡眠
  • 食事のバランス

をしっかりとることが大事です。

 

もし野球肘でお困り、

または病院で治療をしていたが

なかなか改善されず困っている方。

 

一度当院にお問い合わせの上ご相談ください。

 

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