腱鞘炎の原因は使いすぎだけとは限らない!?

kennsyouen

手足を動かす「腱(けん)」が使いすぎなどによって炎症を起こし、それによる痛みを腱鞘炎と呼びます。

腱に沿って痛みが発生します。腱鞘炎は女性の方が多いとされています。

 

なぜ女性に多いのか?

女性は妊娠、出産、更年期などによってホルモン分泌が急激に変化します。この時期は女性ホルモンである「エストロゲン」の変化が著しいと言われています。

このエストロゲンが不足すると

・髪や肌のつやがなくなり抜け毛が増える

・骨粗鬆症

自律神経の乱れ

を引き起こします。エストロゲンは月経と深く関係しており閉経を迎えた後は顕著に低下するため更年期と呼ばれる時期にエストロゲンが少なくなり自律神経の乱れや腱の柔軟性の低下に繋がり痛みを誘発しやすくなってしまうのです。

このことから特に出産後の女性に多くみられています。

出産後はエストロゲンが減少し、腱の柔軟性の低下がおこっているなかで、子育てというハードワークを行うのでどうしても痛みが出てしまいます。

エストロゲンは男性にももちろんあるホルモンですが、女性のほうがエストロゲンを分泌する機能が多いため女性に多い症状とされているのです。

ホルモンバランスと筋肉

妊娠中で腹横筋が伸ばされている方、そもそも腹筋が弱い方、胃下垂の方など原因はさまざまですが、お腹の筋力の低下は身体の深部の冷えにも直結しています。身体が冷えるとホルモンバランスにも乱れが生じ、また乱れた状態が長く続くことで腱への負担もかかるとされています。

こまめに休憩

ホルモンや筋肉との関係もお伝えしましたが、基本的に腱鞘炎は使いすぎでおこります。

当院では腱鞘炎は「頑張っている証拠」とお伝えしています。

長時間同じ作業をし続けることをさけ、こまめに休憩や動作を中断することを心がけてください。仕事などで中断できない場合は、時間を見つけてストレッチなどを行うようにしてください。

夜はしっかりと熟睡をし、ストレスをため込まず、バランスの取れた食事をとるようにしてください。

自分をいたわることが痛みの誘発の防止につながります。

しかしすでに腱鞘炎にお困りの方や、予防をしても痛みが治まらない方は

ぜひ一度当院にご相談してください。

その辛さ一緒に改善していきましょう。

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